たとえば「常識って何かわからない」と言う呟きに対し共感する人と「そうは言うけどアンタが狂人のように大路を走ったところなど見たことないよ」と白ける人がいる。
自分は前者の方なので後者がなんでそう白けるのかよくわからなかったのだが、後者のタイプの人はこの「わからない」が指すものを理解できていない可能性があるなと思いはじめた。
おそらくそう前者のタイプの人は非理性的、無意識的な蓄積を一度理性的なものに引き上げ検証の対象にしたいと考えているのに対し、後者は無意識的にでも身についていれば十分ではないかと考えていると言うことだ。この差が何によって生まれるかと言うことなのだけど、前者は反省の対象として常識を捉えているのに対し後者は反省の対象にするなど夢にも思っていないか、たとえば現状追認主義などなんらかの理由によって反省の対象にすることを嫌悪しているかではないか。
んで反省の対象にすることを嫌悪しているタイプの場合は、嫌悪しているのだから白けるのは当然なんだが、夢にも思ってないタイプの場合の白けかたってのは「この不思議ちゃんアピール野郎め」みたいなものなのかもしれない。
心理のことを語る