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失言のことを語る

白井聡氏の失言の質を考えると、あれは表現者を批評空間上の概念的存在とばかり考えていて、生身のヒトでもあることを失念していた結果と見るべきことなのかなと思う。
この件について白井氏は単純に自らの落ち度を認め謝罪すべきだろう。ここまで広まってしまってはもはや「削除したからおk」と言うわけには行かない。
それはそれとしてアレを鬼の首のように、すべての彼の分析や主張を無視して良いものとしたがる奴らは掃いて捨てるほどいるだろうが、それこそ掃き溜めと捨ておけば良い。
ただこれは彼の思考から発話までのプロセスや現状での状況認識の一端を覗かせる出来事でもあったと思う。
オープンにしていたとは言え facebookと言う場面のクローズドな雰囲気が彼を迂闊にすることは十分だったと言うことや、対象の抽象と具体の間の反復がどれほど為されているのかと言うことについて彼はどうかと言うことを推測しながら自分自身はどうかと言うことを振り返る機会でもあると思う。