3ヶ月ぶりに、思い切って、外出。まず、知っている専門店で、特盛の唐揚げ定食を食べて、お腹を満たした。次に、見渡す限りの水平線が見える浜辺へ行った。予想していた通り、風がとても強く、海は荒れていた。でも、ぼくらが知らないだけで、穏やかな海なんて、きっと年間の半分もないんだろうと思った。何も遮るものがない砂浜の風が心地よかった。ぼくの体の周りには黒くて重い気が纏わりついていたのだけれど、風を浴びると、びゅんびゅん飛んでいく気がした。日が落ちた大きな空の青さが美しかった。月の引力が波のうねりを生み、大気の高低が西からの風を起こしているのだと思った。見渡す限りの水平線を前にすると、自分は本当に小さい存在に思えた。いつか、ぼくはこの風や、雨や、雲や、波や、砂や、土に戻るのだろう。そう考えると、とても静かな気持ちになった。それから、砂浜をてくてく歩いて、帰ってきた。
自分(id:happysweet55)のことを語る