数年前に古本屋で買った本の取り扱いに悩んでいる。
- 発行は昭和30年代。
- 出版社から出されたものでは明らかにない。同人誌的な何か、おそらく小規模サークル内の回覧and/or個人間の小部数配布用に作られたもの。
- 本文はザラ紙にガリ版刷り、厚手の表紙をつけてホチキス綴じした上から製本テープを貼ってある。
- ホチキスの針はボロボロに錆び、製本テープも経年劣化でパリパリ割れてきている。本文の綴じ目付近はおそらく酸化により焦げたような状態に。
内容が非常に興味深いので資料として活用したいが、なにしろ上記の状態なのでめくるだけで崩壊の危機にあり、普通のフラットベッドスキャナではスキャンするのも危なっかしい。
このままでは錆びたホチキス針が本文用紙をダメにする可能性もあるし、いっそ分解して再製本、とも考えないでもないが、いつか手放す日のことを考えるとそれにも踏み切れないでいる。