「くるみ」以降のミスチルは、全く自分の中に歌詞が入ってこなくて、15年くらい聴いてなかった。でも、5、6年前にくるりと対バンをやってたりして、彼らは真剣にロックと向かい合いたいんだろうなと思っていた。
で、色んな不幸や絶望が続いていた先月発表されたこの曲を聴いて、「あ、なんかやっぱり、この人たち、スゴイぞ」と思った。明らかに、リズムが格段にカッコよくなり、ギターの音もしっかり効いている。
何より桜井さんの声にハリと伸びやかさが戻って、久々にミスチルの曲から気持ちいいビートを感じた。
大好きだった頃まではいかないけれど、30年以上バンドを続けていて、再び輝きを取り戻すのは並大抵のことではないと思う。王道中の王道ロックバンドの復活に、心から敬意を表したい。