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仕事のことを語る

社会人になった時から居場所がなかった。

いつも最後は、学生時代に借りてた1.3万円のアパートを借りて小説家を目指すか、それとも別な道で小説家としてやりたかったことをするかと悩んでいた。結論、ぼくは35歳の時に、香港でヴィクトリー湾の夕陽を眺めながら、小説家を諦めた。

ただ、面白いことに、いまぼくは学生時代に住んでいたようなボロい古民家を自分でリノベーションして、小説家とは真逆なイメージのある仕事を、自分で立ち上げた。時々、自分はどこにも属していないと寂しくなることがある。

毎日、強みを活かして、やったことのない仕事を、採掘ドリルで掘って進むように生きている。頑張って、トンネルを掘ってるのだ。世界で、自分しかできない、仕事。そして、ぼくは一人だけれど、決して一人じゃないんだ!