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映画のことを語る

『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』ショックから立ち直れないまま、一日を過ごしていたのですが、色んな人のYouTubeの解説やレビューを読んで、ようやく一旦咀嚼できた。

とにかく、ぼくは「最高にスカッとした気分で映画館を出てくること」を期待して、この日のために1ヶ月半生きていたので、思いも寄らないような事故にあった気分だったのです。

しかし、どこかこの映画は「人が生きることの本質」を描いているようで、何とか理解したかったのです。

ぼくにとっては、「時間は充分にあるさ」という劇中に何度か出てくる台詞とエンディングロールのルイ・アームストロングの曲が、理解の鍵でした。

この映画が描いていることを、ぼくが本当に心の底から理解するまでには、あと30年かかるかもしれないけれども、深く魂を揺さぶられる一本だったのはやっぱり間違いない。

ダニエル・クレイグ版の007は、この5作品で大傑作になったような気がします!