太平洋戦争への道のりについてWikipediaをひたすら辿って、また記事を読んでいた。やはり問題は、盧溝橋事件からの「日支事変」であり、関東軍の存在であり、満州国の設立であり、満州鉄道であると、大元の原因は日露戦争まで遡るように思われた。
しかし、歴史の恐ろしい話で、直接の原因となったハルノートに書かれている「日本軍の全中国からの撤退」に関して「満州国は中国に含まれるかどうか」は明確な記載はなく、当事者間でも認識をよく確かめていなかったのだ。
満州含む中国からの撤退であれば、「日本の近代史は全部否定・やり直しなので、戦争やむなし状態」は分かる。でも「盧溝橋事件後の関東軍の侵攻は間違いなので満州国までの撤退」はあり得たはず。日中戦争は完全な間違いだったのだと。
さらにハルノートは、正式な最後通牒でもなかったらしい。歴史は本当に分からないし、難しいなあと痛感する。20年考えていても真実がよく分からないのだから、当然社会の先生も「軍部の暴走だった」と簡単にしか教えようがないと思うのだ。
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