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自分(id:happysweet55)のことを語る

「虹の橋」というペットを亡くした人のための話を読んで、涙が溢れそうになった。すごくバカな話だったからだ。昨日の晩、ぼくの犬は一緒に暮らしている母親を噛んだ。すぐに救急病院に行かなければいけなかったけど、大事には至らなかった。そして今朝はぼくを噛みたくて仕方がないゾンビのような生き物になっていた。ぼくは8月の終わりまで彼と額を合わせて耳の裏を撫でていたのだった。晴れていたら、毎日身体も洗って拭いてあげた。どれもが人生で初めての時間だった。「虹の橋」は犬が死んで、いつかぼくが死んだら、もう一度同じことができるという話だ。そんなバカなことはないと分かりつつも、この夏の何気ない一日がどれほど貴重だったのかを身に沁みて感じたのであった。