とある経営者の方と話していて、売上目標とか、顧客満足とか、地域貢献とかもいいけど、「自分が幸せになれなきゃ、意味ないんじゃないんですか?」と思った。経営の目的は、まず企業を存続させることだけれど、それは必要条件で、自分も従業員もお客さんも世の中も幸せにできないと充分じゃないんじゃないかな、と。そして、「自分が幸せだ」と感じられる人にしか、真の意味で他の人を幸せにできないんじゃないかと思った。色んなひとやものと比べると、幸せは遠ざかってしまうので、ぼくはブレない自分の価値基準を持っていたい。同時に、いっけん不運に思える出来事や出会いであっても、「いまこれが起きてよかった」、「いま私はこの判断をしてよかった」というしなやかな解釈力を持っていたい。自分が思っているほど自分は悪いもんじゃないよ。だから、自分のことを、もっと信じよう。できたら近くにいる家族や、他の人のことをもっと信じよう。この世界、宇宙で起きるできごとのすべてを信じて、もっとやさしくて、もっと愛ある自分でいようとぼくは思ったのでした。そして、そういう人の会社であれば、驚くほど従業員さんたちはやる気を持って、高いパフォーマンスを出してくれるはずで、いいお客さんにも巡り合えるはずだ。だから、幸せになる出発点は、信じることなんだよなと思った。同時に、できそこないのぼくには、「信じること」がいちばん難しい課題なのでした(毎日、これから一日一回このことを思い出して、生きていきたい)。
自分(id:happysweet55)のことを語る