YouTubeの「イキテルTV」の「日本人が韓国へ行く」篇を見て感動。生まれて初めて韓国に行きたくなった。というのは、この一年半、ずっと日本に来た韓国人が「日本は配慮と秩序の国」と言っているのを見続けていて、その反対の「アジア的な活気と細かいことを気にしない」国の雰囲気に興味を持ったからだ。
あと料理についても、ぼくはガチ韓国料理屋でサムギョプサルと参鶏湯はあまり美味しくないと感じていたんだけれど(ガチなのは甘かった)、スンドゥブとイシモチ(中国ではよく丸揚げにして甘酢がけで食べる)の干し物であるチョギは間違いないと感じた。
あと、ぼくはその国の料理の基盤となっている発酵調味料に関しては、絶対に見逃さないんですが、アミの塩漬けなど、魚醤系の出汁文化があると感じた。もともとカンジャン(醤油)があるということは麹の酵素プロテアーゼで大豆を分解するということだし、甘いお酒があるということは米麹のようなデンプン質をグルコースに分解するアミラーゼがあるということなのだ。その証拠に、韓国ではキムチとともに、日本ではつくる風習が減っている「たくあん」が驚くほど食べられているのだ。ここで、たくあんとは干したダイコンの塩と米麹で長期間漬けたものなのだとはっきり分かる。そして、発酵食品マニアとしては日本のぬか漬けと同じく、野菜がもともと持っている乳酸菌を増やすことで、腐敗防ぎ、旨みを増やす本場のキムチ類がどんな味で、どのような思想で作られているかを確かめたいと思った。かくして、「韓国発酵の旅」は面白そうだなと思った。韓国は、日本と同じように、発酵食品大国なのだった。
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