普段めったに邦画は観ないんだけれど、『雨あがる』(2000年公開作品)をチラリと観たら、話がよすぎて一気に観てしまった。「いったい誰がこんな黒澤明っぽい映画をつくったんだろう?」と調べたら、黒澤明の未完の脚本を、28年間助手を務めていた方が完成させて、映画化したものだった。さらに『博士の愛した数式』『蜩ノ記』『散り椿』など、自分がいいなあと思った最近の邦画はだいたいこの人の作品で、黒澤明イズムの継承を感じた。そして、その作品に感銘を受けた人たちによって、またいい映画ができていくんだろうと思ったら、ちょっとワクワクしました。
自分(id:happysweet55)のことを語る