仕事帰りに、いつか川下りしたい本流のいくつかのポイントを見て周った。濁りはないものの、川は約0.5〜1m増水していて、川幅は100m、深さは0.6〜3m、水温20度以上だった。しかし、昨日の経験から「流速」という概念を覚えて、流速8〜10km/h(歩行速度の2倍)と計算して震えた。ぼくのパックラフトは世界最速と言われるモデルだけど、静水での最高スピードは5km/hで、流速4kmでも風のように速くなる。世界水泳の最高スピードでも8.9km/hなので、流速8〜10kmがいかほどのものか分かるだろう。たぶん太ももまで入ると、流されると思った。ただ3m近くある葦の林道を抜けて、辿りついた川は原野そのもので気持ちよかった。直近の150年を除けば、人類の歴史の大半はこういう原野のそばで営まれてきたのだった。
自分(id:happysweet55)のことを語る