ボンヂーア
猛暑のころは何を読んでも眠くなってしまっていたが過ごしやすくなってきたのでようやく読書する気になってきてアニー・エルノー著『嫉妬/事件』を読み終えた。本文はおフランスのド文学なのでなんか大事なこと言ってる!と眠気が交互にやってくるのを気力で読み切った感じだったけど最後の解説でちょっと前から現在に至る世界の妊娠中絶規制について非常に興味深くまとめられていて急に眼が覚めた。こういうときは岩波文庫の『ルバイヤート』の解説のことを思い出す。本文に迫るボリュームで、読み物として面白くて驚き、喜んで読んでいたら韻の説明が始まってムリってなって(大学の教科書にもなるように書かれたんですかね)、忘れられない。ルバイヤートの解説のさいしょのほうおすすめです。
朝おはようのことを語る