憧れていた「FAUCHON」の紅茶に手を焼いている。
あのキラキラした金色の缶に入って売られてるやつである。日本では関税の影響なのか? 125g2500円前後の価格であるためわりと高価だ。でもどんな味なのか気になるので通販で買ってみた。
で、開けてびっくりまぁ茶葉が細かい。 茶葉の大きさの分類でいうとダスト(塵)である。
久しぶりにティーバッグを取り出して淹れて、で思い出した。 近年盛んに話題に上がるマイクロプラスチック問題。
ポリエステル、ポリエチレンを使用したティーバッグを湯に浸すとマイクロプラスチックが湯に溶け出して体に蓄積し健康を損なう恐れがあるという話。 そんな話を聞くと居ても立っても居られない。 ポットで淹れて茶こしで濾してみよう。
なんと茶葉が茶こしをすり抜けてしまう。 淹れたカップの底にこんもりと溜まる茶葉は見た目も悪い。
そしてこの茶葉、熱湯でいれるとめちゃんこ苦い。 どうも砂糖を入れるのが前提の紅茶文化に即した茶のようだ。
先人(購入した日本の方)もみな一様に言う「水出しがおすすめ」まじか。 夏まで待つか? でももう缶を開けてしまったしそんなに寝かせるわけにも……そこでひらめいたのがコーヒードリッパー。 ドリップフィルターの外袋はすでに捨てており、プラは使っているかどうかわからない。使ってないと信じよう。 中に茶匙いっぱいの茶葉を淹れゆっくり抽出……カップ表面に油のようなものが浮いたが(クリームダウンと言い紅茶が冷めるとそうなるらしい)いい感じだ。 ただまだ苦い。 お湯で二倍に薄めてやっと砂糖なしでも飲める味になった。
うーん、異文化って難しい。 そうしみじみ感じる茶葉だった。
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