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自分(id:happysweet55)のことを語る

『ハルビン』という映画が公開されてることを知って、安重根と伊藤博文についてWikipediaで再学習した。安重根に関しては「韓国は併合ではなく保護国として力がつくまで守る」と併合慎重派だった伊藤博文を暗殺した残念な人という理解だった。しかし、獄中において安重根は日本人の看守たちに超人気だったのが意外だった(ほぼ同じ道を辿ってきたので当時の日本人には彼の気持ちも理解できた)。一方で伊藤博文は清貧な勉強家というイメージだったけど、若い頃は尊王攘夷に燃える志士で悪そうな顔をしていた(が、さすが日本の初代の総理大臣だと思える逸話に満ちていた)。映画では安重根は韓国に手を伸ばしたい「ロシアの犬」として利用されたと描かれているみたいだけれど、本当だろうか(Wiki情報では流浪の任侠人のように思えた)。それよりも、ぼくは安重根の日本人の弁護士が「韓国の志士」と称したり、刑の執行後にそこにいた日本人たちが彼の説いた「東アジアの平和の実現」を願い、万歳三唱をしようとして止められたというエピソードのほうが印象的だった。近代の歴史はすごく複雑で難しいけれども、当事者同士の深い相互理解なども存在していたのではないだろうか?と思ったのであった。