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ドラマのことを語る

NHKの終戦80年記念作品 『八月の声を運ぶ男』 めちゃくちゃ良かったです...池端俊策脚本・本木雅弘主演だから観たんですが
録画しながら観てたのですが終わってすぐに見直してた 「えっ!? これ、そういうこと!?」って
体験を語ることって何だろう とか、聴くことの困難さ、何が「ほんとう」なのか……色々考えました 静謐な空気が満ちてて素晴らしかった
派手な演出はないけど、ちょっとした日常のシーンでの音と光の録りかた/撮りかたのコダワリ、追及が並々ならぬドラマというのはわかる……あとやっぱり阿部サダヲさんの演技がすごい……
九野という人物(阿部サダヲ)が、献身的に世話してくれた「誰かの」優しい姉の話を、イマジナリー姉と同居する幻を見るくらい自分の物語にしたのは
戸籍で確認できた実在の家族とはそのような関係でない、絶縁している(おそらく被爆のせいで)からなのか 絶望しないために必要とした物語 他人から見たら、虚言であっても...