6階建てのビルの5階でエレベーターを下りると半円型の廊下に3つの扉があった
1つ目の扉を開けると手のひらサイズの様々な動物のぬいぐるみたちが遊んでいた
人間の保育士がいて「ここはプレイルームです」と教えてくれた
2つめの扉を開けると、3つの扉は全て同じ部屋につながっているのがわかった
再び廊下に出ると、蟹のぬいぐるみが近づいてきた
「どうして中に入らないの?」と尋ねると「ヤドカリさんが中に入れないから」と答える
「どうしてヤドカリさんは中に入れないの?」と尋ねると、蟹は言った
「ヤドカリさんは砂の上しか歩けないし、ホウレンソウをかじるのが好きなんだ」
2番目の扉と3番目の扉の間には壁に沿うように海岸を模した砂場があり
フエルトのホウレンソウが生やしてあった
その砂の上をひとりヤドカリがゆっくりと歩いていた
泣きながら目が覚めた
ゆめにっきのことを語る