実はあの日以降、1日に1回はぼんやりと豆腐について考えています。というより、豆腐を見るたびに熱い議論が脳内再生されます。元凶のお2人には高級豆腐料理を奢ってもらいたいところです。
この投稿では、文章に書くことでその思考から抜けられることを狙いながら、考えていたことをまとめます。たぶんそれなりに長くなります(ブログでやれ)。
私の家では、小さい頃は近所にある個人経営のお店で豆腐を買っていました。
たまに買い物についていくと、水を張った冷蔵庫から豆腐をすくって目の前でプラ容器に入れてくれるのを見ていたのですが、それが失われつつある文化だと気付いたのは中学生くらいの頃でした。
そのお店はSさんという老夫婦が切り盛りしていたのですが、高校時代の半ばか終わり頃に、お店を畳まれて市内の他の地区に引っ越されました。
かつて店舗兼住宅だった建物も、今は取り壊されてしまっていますが、通るたびに思い出します。
そこの豆腐屋さんで買っていたのは、記憶にある限り木綿だったと思います。
そして、豆腐以上に記憶…いや味覚に残っているのは、豆腐用の調味料です。
お店がなくなってから、豆腐自体はスーパーで買うようになりましたが、その調味料は買わなくなりました。というより、取り扱っていなかったのかもしれない。
たまに食べる冷奴には、普通の醤油をかけていましたが、何か違うなぁと漠然とした物足りなさだけは感じていました。
先日、気まぐれで「めんつゆ」をかけてみて、普通の醤油より求める味に近いと気付きました。
それでも何かが足りない…しかし私には、ざっくりとしたパッケージデザインと商品名しか記憶に残っていませんでした。
高校生くらいに初めて気付いたテレビCMで、ヒガシマルのうどんスープというのがあります。
「ヒガシマル」というブランド名とロゴになんとなく見覚えがあったのですが、うちではうどんスープを使う機会がなかったので、なんだろうと思いながら流し見していました。
この間、もしやと思い、「ヒガシマル 記憶にある商品名」で調べてみたところ…
http://www.k-kikuya.jp/shop/17_15.html
ありました。が、製造終了していました…
ただ、後継商品があるようなので、一人暮らしを始めたら買います。今はめんつゆで間に合わせます。
今うちで冷奴用で買っているのは、3連パックのミニ豆腐です。時により木綿だったり絹だったりしますが、買ってくるのは親なので、基準はわかりませんがたぶん値段とフィーリングです。
9月末頃、これまたなんとなく、皿に出した豆腐をそのままレンジで温めてみたのですが、意外といける。手抜き湯豆腐というか、温奴というか。やりすぎると破裂しますので、ほどほどに。
あー、厚揚げ煮たやつ食べたい。