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自分(id:happysweet55)のことを語る

いつもは寝てるけど、深夜のこの時間は、なんかみんな自分と話してるみたいだな。
そんな人に、ジム・フリージ著/村上春樹訳『ペット・サウンズ』、すごくオススメです。
なんていうか前からビーチ・ボーイズのこのアルバムは特別やと思ってたんだけど、その理由が余すところなくこの本には書かれています。
引用したいところをあげればキリがない。本当にいいフレーズがいっぱいある。でも一つだけ挙げるとするなら、下記の箇所。
<ものごとが昔のようであればいいのにと、君は思ってる。そこでは人生はもっとずっとシンプルなものだった。感情は込み入ったものではなく、人々は単純率直だった。君は当たり前のものごとをそのまますんなり理解すればよかった。ところが今、君は変化することを求められている。ところが君は変化や成長なんて求めちゃいない。すぐそこまで来ている世界に直面することを、君は望んでなんかいないのだ>(本文より引用)
これはぼくにもよく当てはまること。でも、こう思っているのは、ぼく一人だけじゃない。新しい世界を前にして、戸惑っているのは、君だけじゃない。『ペット・サウンズ』のメロディや歌詞は、そんなことを真剣に考えてつくられたアルバムです。
それにこの『ペット・サウンズ』って本も、最高です。時間があればレビューしたいけど、一言で言えば正直ハルキさんの小説くらい読み終えた時、感動があります。