東村アキコ『かくかくしかじか』4巻。
ぼくはマンガはあまり読まない人間なんですが、
それでも、その時々に連載されてて展開を見守ってるマンガ
っていうものがあって、今はイチオシで、この本好きだな、
と思います(ちょっと前は『おやすみプンプン』だった)。
で、これは美大を目指す女子高生が少女漫画家になっていく
という自伝的なエッセーみたいな話なんですが、とても
破天荒な美術予備校の先生とのやり取りや出来事が基軸に
なってる物語で本当に面白い。30超えてると、さらに色んな
視点で読めるマンガで、人生論、仕事論としても面白い。
で、基本ギャグマンガなんですが、要所要所でめっちゃ切ない。
何なんだろう、この切なさは?とか思ってたんですが、この巻の
最後で、不意打ちのようにそれがやって来てしまった。
「そんなんあかんやろ」とか言ってしまう自分がいました。
最近読んだ本のことを語る