浦島太郎が陸へ帰ろうとするのを、最初は子供らしいわがままから引き止める乙姫であったが、
「僕を信じて。また会いにくるよ」という太郎の言葉をきっかけにお別れの決意をする。
彼が旅立ったその直後、侍従たちがうっかり竜宮と陸とでは時間の流れが違うことを姫に漏らしてしまう。
そうとは知らなかった乙姫は宝物庫から玉手箱を盗み出し、ひとり荒れ狂う海の中へ太郎を追って泳ぎだした!
追っ手を振り切り、再び太郎の目の前に現れた乙姫は、引き止めた罪を詫び「一緒に玉手箱の煙を浴びて、失われた年を清算し、二人で老人になりましょう」ともちかける。
玉手箱を開けると、二人は煙に包まれた。煙が晴れると、二人の姿は当世風に早変わりしており、箱の底からは財宝がざくざくと出てきた。
そして二人は末永く幸せに暮らしましたとさ。
ディズニーならきっとそうする。