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子供の頃、やたらと怖かったもののことを語る

近所に猫を50匹以上飼っているおばあさんがいてそのうち亡くなってその猫がぜんぶ野良化して一帯がカオスになった、というのはおいといて
そのおばあさんは長年ちゃんと顔を洗わないで猫のように片手をぱしゃっと水につけて顔を撫でるだけにしていたので亡くなったときにはおでこに斜めに筋がついて洗ってなかったところがまっくろだったのよ、
という話をまことしやかに母と叔母から聞かされて、そんな風になったらどうしようと顔を洗うたびに思っていた。
実は今でも毎朝顔を洗うときにちょっと思い出している。