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連続はてな小説のことを語る

「…………っ」
越前蟹の声が聞こえた気がして、三郎は、「えっ、なに?」と声に出して聞き返してしまった。その事態について検証する間もなく、後ろからたくましい腕が伸びてきて蟹の脚を折ろうとした。鍋に湯がたぎっていた。
「やめてくれ!」
三郎は叫ばずにいられなかった。