ここ数日行きがかり上『源氏物語』を読んでいました。
高校生のときは「なんていう、うっとうしい、縁起の悪い人だろう」とかしか思わなかったのですが、さすがにこの年になって実弟が配偶者に冷たい態度をとっているのを目の当たりにしたりなどした上で読むと、「光る君よ、まあ、いいんじゃないか……私は付き合いたくないが、『付き合えない』っていう判断を許容するし、愚痴にもつきあってくれるし、看病もしてくれる。十分、ワンダーかつドリーミング。生きていてもよい(死ぬけど)」という気持ちになりました。
雨子のことを語る