いや、正確に言うと、トニー・スタークは基本的にずっとちょっと悲しそうなんだけど、今回は少し離れたところから見た「憧れのトニー・スターク」が映っていたという意味。あの人も久々に登場したし。
あと、「マーベルものを見ていると生じる『新聞を読んでいるときと似た感情』」というのをもう少し考えると、「究極のまじめ」というのかな、ベースが「まじめ」で、かつ現実の問題にきちきちっと全部答えようとしていっている感じがするという意味。それはもちろん、「ふまじめ」より価値(?)はあるかもしれないし、現実の問題をないことにするより全然いい、正しいんだけど、映画が現実の付随物みたいなのは息苦しいなと「アベンジャーズ」を見ると真ん中すぎたくらいで思うの。
「スパイダーマン:ホームカミング」を見ていると、現実と映画が独立した基本的に世界同士で、それらが一瞬すれ違った、みたいな素敵な感じがあって、それはわりと新鮮だった。
雨子のことを語る