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雨子のことを語る

「行楽と雨予報と晴れ女伝説」
(前回までのあらすじ)雨夫さんは、雨子を晴れ女認定しており、旅行などの際に雨予報が出ると「晴れにしてよ! 法力で晴れにして!」とプレッシャーをかけるのでした。
〜祝日一週間くらい前〜
雨夫「雨子ちゃん! 来週のお休み、雨予報になってるよ! なんとかしてよ〜」
雨子「無理」
雨夫「だめだよ、無根拠にそんなこと言っちゃ。がんばって!」
〜二、三日前〜
雨夫「天気予報、少し良くなってきたよ! あと少しがんばって〜」
雨子「無理」
雨夫「やる気だしてよ〜(くねくね)」
〜そして当日、行楽地に向かう電車に乗って〜
雨夫「あーん、雨降ってるう。向こう大丈夫かなあ」
雨子「晴れるから、大丈夫」
雨夫「断言した(゚Д゚)」
〜トンネルを抜けるたびに天候がよくなる電車内にて〜
近くの席のマダムたち「晴れてきたわ〜なんだか神がかり的ね〜」
雨夫「雨子ちゃんが賞賛されているよ!」
雨子「うむ」
〜行楽地にて〜
雨夫「すごい、晴れたよ〜雨ちゃんの法力が効いたよ〜!」
雨子「うむ」
〜帰りがけ、自販機のコーヒーを買ったら当たりが出て1本無料になりました〜
雨夫「すご〜い、法力がこんなところにまで効いたよ!」
雨子「うむ」(一切否定しない)

と、このようにして「なんとなくお天気に対する構えの甘い人」というのはできあがるものなのですね。

(写真はその当たりが出た缶コーヒー)