世界選手権、女子シングル FS を録画で見ました。(2)最終グループ
・ケイトリン。この、リンク中央での 3Lo すごい。やっぱりすごい。くるんくるんくるんくるるるるるるんなんだもん。後半に行くに従ってびしびしはまり出すのはまさに「ブラック・スワン」の世界。ケイトリンのキャリアにとって、もしかしてこの「ブラック・スワン」が厄落としみたいな役目を果たしたのかなあ。パーフェクトだった!
・ソツコワの「月の光」は今季好きなプログラム。衣装も大好き。ちょっと最後疲れちゃったかな。音楽的に何かもうひと展開あると良かったのかも(ずんどこではなく。前半、ピアノから管楽器に変わるところで、彼女すこし表現が変わるので)。
・ガブ様。ぴたっとはまった! っていう感じではないのですが、3T+3T や、スピン、ステップ等で、華やかなところを見せてくれました。
・私はとにかく女子シングルの FS で「単独の 3S 始まり」とか「単独の 3Lo 始まり」が好き。もちろん単独の 2A でも。
・宮原知子のプログラム、一回転倒したくらいでは全然見劣りしない。全体がドラマチックだから。怪我から復帰のシーズンに「SAYURI」と「蝶々夫人」の二本立ては音楽的にちょっと不満だったんだけど、これはこれで彼女も厄落としみたいなことだったのかなあ。このチームのキスクラほんと麗しい。
・ザギトワ。現行ルール下で最高難度の鬼プログラムということになるのかな。ひとつずれるとこうなってしまうプログラムだったんだなあ。音楽が鳴っている間はなんとか笑顔をキープしようとしていて、それもまた大変だった。
・ルール上ありえるプログラムではあったんだけど、誰もやらなかったのはこういうこともあったんですね。一カ所にジャンプをかためてしまうと、リカバリーがきかない。それに全体にジャンプがばらけているとやっぱりゴージャスな感じがするし。
・カロリーナ「牧神」大好き。でも緊張してしまった。
知った上でみたけど、それでもびっくりした。大変な大会でした。表彰台の三人はほんとに素晴らしかった。ケイトリンの達成が嬉しいし、ばっちょさんの才能に改めて感じ入ったし、知子ちゃんの来季以降の展開も楽しみです。おしまい。
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