「『落ち着きのねえ女だな』事件」
ああ、おもしろかった。
私は赤の他人に急にそんなこと言って人をびっくりさせてる人にびっくりしたわけだけど、このことを鮮明におぼえているというのにはこの「落ち着きのねえ女だな」っていう言葉自体がなんかちょっと芝居がかっていておもしろかったというのがあったのですね。指摘されるまでその、自分が受けた「感じ」に思い至ってませんでした。そう、確かにこの語に正確に対応するとすれば女は「失礼な男ね」と言うしかない。「落ち着きのねえ女だな」と言ったのがアントニオ・バンデラスだったら? そして言われて「失礼な男ね」と答えたのがサルマ・ハエックだったら?
私この映画見たことある……
雨子のことを語る