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雨子のことを語る

新潮社社長の自社出版物差別表現にかんするコメント、「差別構造に対して配慮のあるコメント」になっていて、うちのお客様は保守的だし、差別や偏見にある程度寛容なんですよ、表現には気をつけないといけないけどネってメッセージを受け取りました。そっか、じゃ、私は読者としては想定されていないんだなと思いました。
そんで、ず〜っと考えてたことがあって、それは、「週刊新潮」も「新潮45」も年配の方をターゲットにするのはいいけど、それって偏見なしではやっていけないことなの? そんなことないでしょ、ってことです。
こないだ伊勢丹で素敵なマダムがお茶を召し上がりながら週刊新潮読んでらしたけど、あのマダムだって「さあ! 私にぐいぐい差別させてちょうだい! 若いやつと年寄りと女と男と(以下略)が嫌いよ! さあさあさあ!」なんてことは思っていないだろうし、ちょっとお茶のときに憂さ晴らしになるような週刊誌がほしいわけでしょ? 気の利いた下世話さを追い求められないものなの? メインコンテンツは人生相談でしょ? それは大正の昔から決まってゐる。そんときの回答者はやっぱり、小倉千加子さんとか國分功一郎 さんとかね、そういう、ぐいぐい来る人がおすすめです。