id:hide-psy
好きな言葉のことを語る

小説は人間を何百頁もの言葉の檻に閉じこめた上で
抜け穴を掘らせようとする
だが首尾よく掘り抜いたその先がどこかと言えば、
子どものころ住んでいた路地の奥さ
そこにのほほんと詩が立ってるってわけ
柿の木なんぞといっしょに

谷川俊太郎(詩の擁護又は何故小説はつまらないか)