もし、勘違いじゃないと仮定して。
この暴力的なエントリーを書いた人は、あまりにうかつに「性的マイノリティ」と「弱者への人道援助」と「就労問題」をごっちゃにしたうえで、さらに、HIVとか性的嗜好性まで盛り込んで、混乱を拡大させている、そこが、いちばんイタイ。
全部切り離して、余計なことを加えなければ、あんな稚拙なヘイト・スピーチにはならなかったはず。たとえば、
●学歴・キャリア・職能を持つ強者が、外国籍であることは就職のハードルになっても(弱者)、性的マイノリティであることはハードルにならない(ニュートラル)。
●性的マイノリティが職場で偏見を持たれていると言うけど(たしかに偏見を持つ人もいるだろうけど)、それは、多くの場合、同じ組織でうまくやっていけるかという不安であって、その不安を払拭する努力は双方が必要なこと。
●いつまでも「人道的に救済されるべき」弱者の立場を保持していることは、自分の持つリソース(強み=学歴・キャリア・職能)をうまく活用できないデメリットにつながること。
などの点を指摘できたら、攻撃する必要はなかったんじゃないかと。
(まったく、他人のことだとよく見えるものね)。
だから、アタクシは「うわー」って往復してしまったのです。>鏡
とはいえ、よい「考える素材」になりました。
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