[宿題]4
> そう、共感できちゃうんですよ。
なぜなら、マイノリティの生活を保護することが「人道的」とはちっとも思えないから。
もしも、アタクシが採用者であれば、二つの理由から採用しません。
その人は「性的マイノリティだから」就労が難しいと主張しているけれど、
その人がマジョリティと想定しているであろう日本国籍の新卒男子や
日本国籍/大卒で一定のキャリアを積んだ社会人にとっても、転職は難しいものです。
もし「性的マイノリティ」が転職できない理由と考えているなら、
その判断力に問題があるか、偏見があると考えざるを得ません。
またマイノリティであれマジョリティであれ、就労問題に困っていればサポートは必要で、
どんなサポートが必要かを考えるのは、個々人です。
それが「わからない、どうにかして」っていうのは、
「今、自分に何が足らないのか」さえ状況把握ができないということ。
こうした判断力の欠如は、非常に危うく感じます、社会人としても組織の一員としても。
これが、採用できない理由の一つめ。
企業のと面談では、二つのメリットを明らかにする必要があります。
何をやりたい(=個人として、どんなメリットを得たい)のか。これが志望動機。
そして、そのために、組織にどんなメリットをもたらすことができるのか。
これが能力+経験と可能性、加えて組織への適応性です。
その人の志望動機、キャリアと能力をどういうふうに組織で生かせるのか、
プレゼンテーションしなければなりません。
これは面談の場で、です。web上で、ではありません。
「相手に理解してもらう」というリスクを真っ向から引き受ける姿勢が、
「人道的に」からは見えてこない。
そこは、その人の持つ職業観やチームワークを疑わざるを得ない。
これが採用できない理由の二つめ。
それで、切羽詰まって困っているとおっしゃる。
困っていられるうちは、ずーっと困っていたらいい。
困れるだけの余裕があるのですから。
誰かが助けてくれるのを信じて、お口を「アーン」と開けて待っていたらいいです。
残念ながら、アタクシには「困った」とか言っている余裕はいつもありません。
たぶん、アタクシだけではありません。
泣いて問題解決するなら、それこそ一生泣いていると思う。
でも、問題は解決しないから、自分でなんとかしなくちゃならない。
そうしてはじめて、協力してくれる人、理解してくれる人が現れる。
ほんとうに多くの人に救われました、でも、自分が動くことが先です、いつでも。
あのエントリーは性的マイノリティだと「人道的に」助けてもらえるって、
勘違いしやすいように見えます。わざと、そう曲解することもカンタンです、
「それって、不公平じゃん」と。しかも、それを
「指をくわえてみてなくちゃいけないんですか?」と。
それが、あの、エゲツない偏見に溢れた暴力的エントリーでしょう。
攻撃性と同時に、指摘したいけどもうまく表現できない、
また指摘すれば寛容でないと思われるジレンマや、
理解されない混乱と無力感を感じました。
それが共感の部分。まあ、アタクシの勘違いかもしれませんけどね。
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