私は昌ちゃんタイプなので(口うるさくてまじめで小心者)
世間知らずの糸ちゃんにイライラしている感じ、がよくわかる(笑)
しかし、世間は厳しいけど、優しいよね、糸ちゃん。
優しさの出し方が絶妙で膝を打ったわ……。
配給に行かなかった理由も、そしてそれがかえって誤解を生む事も、本当に良く出来てるなあ、と。
ただ、食べ物がたくさんある=闇!で終わらせない。たった15分しかないのに。
ちゃんと段階を踏んで糸子は状況を理解していき、それが冗長じゃない。視聴者も、新たな目線を得るし。
登場人物に、誰一人、(展開のために)視聴者目線でわかっている、人がおらず、だから、だから、一人一人がちゃんとそこに生きていて、ほんの少ししか画面にでてこない人にも、視聴者は感情移入が出来るんだと思う。
「お父ちゃんが残してくれたもの=自分に優しくしてくれる人たち」
というナレーションにはまた膝を打ったわー。
親が残せる大きなものの一つに「人間関係」というものがある。
子供は、ある時期まで濃密に、でもたぶん、やんわりと一生。
子供は、親が残した関係や親が紡いだ関係に助けてもらったり迷惑をかけられたりする。
それが続いていく、という事だと思う。
お父ちゃんは、生きてるねえ。