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カーネーションのことを語る

ああ、全くもう、人の心のままならなさよ。
会話劇なのに、ちゃんと時間が進んでて、大筋はシリアスなのに会話はコミカルでほんと、面白い。
北村がそれでもチャーミングに見えるのは、ほっしゃん。のおかげかー!

しかし、途中で、ヒロインの晩年を夏木マリ、のニュースを見てしまい地味にショックを受ける。

いえ、夏木マリ好きだけど。おひさまだって、晩年は若尾文子さんだったし。
晩年、と単純に話しても、90過ぎまで書くとしたら、それは確かに、娘時代から20年、顔と雰囲気を変化させてきて、それに成功している尾野さんであっても難しかろう、とは思うけれど……!

私は、尾野さんの「極めて普通っぽい」のに「破天荒」と言うのがすばらしいと思っており
それが糸子という役に二面性や深みを与えていると思っているので、
夏木マリさんだと「破天荒っぽい人が破天荒」ってことになっちゃうなー、とそれはちょっとがっかりではあるのです。
まあ、「普通っぽい人」が晩年、破天荒++みたいになってるのかもしれないけど。

でも、このスタッフが決めたことなら、それがベストと思ったのだろうし。うん。