甘えてるなあ、直子。とりあえず、自分が呼んだ客は自分でもてなそう。
もてなしなんかいらない、姉ちゃんが勝手にやってるだけや、と言うのなら
姉ちゃんの前に客つれてくるな。
そもそもコツコツ課題を出す、というような、段階を踏んで上を目指す、と、言うのはそんなに悪い事じゃない。得てして「着実」なその方法は、誰にでも出来るように誤解されがちで、失敗もないような、そういう風に見えがちだけど、成功した多くの芸術家は、どこかで必ず「こつこつ」してる。
毎日毎日努力を重ねる事や、きちんとやる、という事も、かなり希有な才能だと思う。
そして好きな事のために、「つまらない事をやる」というのもね。
優子がそれを意識してやってるとは思ってないし、直子に言われたかっこいい台詞ではっとした部分もあると思うけれど。しかし、取っ組み合いになってそこまでネコかぶってた優子が「おまえ!」というのには笑ってしまった。
直子、言ってる事は、はかっこいいけれどもなあ。