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カーネーションのことを語る

などと言っていたわりには、だんじりのあの蟹、ワタリガニだーー!などと。

正直に言うと、オープニングで役者のクレジットをみながら既に号泣しており
話が始まってからはいつもと変わらずやっぱり笑って号泣しました。

オノマチが起こしてきた奇跡が凄かったので(天才が成長していく瞬間を見せてもらった)
ついそちらにばかり話が言ってしまうけれど、あそこにいるキャストの全ては
凄い役者だったのだ、と思いました。
麻生祐未さんのあの顔!お父さんが出てきて音がとまったときのあの顔は
ちゃんとわかってる人の顔で、私は、川原泉の「架空の森」を思い出しました。
とうにぼけた主人公の祖母が、ある一瞬だけしっかりした顔つきになった、と言うエピソードがあるのです。

オノマチはつくづく、全ての役者とスタッフにきっと愛され、支えられ、そして彼らを引っ張ってきたんだ、と思いました。だんじりの大工方のように。

キャストが交代してもきっと大丈夫。あの三姉妹もいるんだし。ねえ。