しかし、「買うときから物を吟味する私」が発揮されない分野もあります。
私の場合、本と消耗品(食べ物関係)でした。
特に趣味の食べ物関係(パン作りをするので粉類、製菓材料)は「消えもの」と言う事もあって、過剰に買いがちでした。粉類が、常時10キロ以上ストックされている家、なんてやっぱちょっとおかしいです。毎日パンを焼いてる訳ではないのです。今は私も仕事もしていて、毎日一日中家にいる人でもない。生活スタイルを考えたら、過剰なストックです。
だけど、それをやめられなかった。何かを作りたい、と思ったときに物がない、と言うのが嫌だからです。
うちは都内だけど、製菓材料を買うには電車に乗らねばならず、結局ネットで買うので、すぐに買えない、と言うのも嫌でした。
で、今も今とて、製菓材料のショップで注文作業をしていたんだけどさ。
どうしても、買う気にならないんだよねー!今も今とて、と言ったんだけど、実はこれ、4日くらい
「買うかどうか」迷ってる。面倒くさがり私が!買うかどうか迷ったら買う、の私が!
それで今日、ストックを全部出してみて、賞味期限全部確かめて、過去の注文履歴をさかのぼって
その粉を、どれくらいの頻度で購入して、結果今どうなってるのか
要するに、自分の適量はどれくらいなのか、を考えました。
そしたら、自然と、
「今、こうやってこれを買って、一時的には安心だけれども多分この粉は、良ければ賞味期限ギリギリ、いや、多分、賞味期限切れで使われる事になる。その頃にはストック作るために、私はまた、粉を買ってるから……あれ、私、いつまでたっても「新しい粉」を使えないんじゃない?延々と賞味期限切れの粉を使い続けるんじゃない?と、ようやく、理解できて。なんて損してるんだーーーーーーーー!!と。
今回、捨てる粉も結構あって、使いもせずに捨てた粉を見て、その値段、全部確かめた。
1回の注文分くらいあった。このお金があったら、もっと欲しいもの、好きな物も変えてたはず。
なんて、なんて損してたんだろう、と愕然としました。
いやー、あれね。安物買いの銭失いって、本当ね。