私が取っておいた服は、数少ない褒められた思い出、に直結している。
「ヴィレッジ・ヴァンガードで一目惚れして買ったキン・シオタニのイラストがプリントされた赤いTシャツ」「スタバのちょっと珍しいTシャツ」
「色がいいね、と褒められたほとんど着ていないキャミソールワンピ(肝心な色が若干日焼け中)」
「それちょっとかわってる」「どうなってるの?」「あ、これ、素敵ね」といわれる、GOUKのウールのショールだかブランケットだか(を巻いているのだ)
キャミソールワンピは、洗って、刺繍の練習台にしようと決めた。
ブランケットは、今も現役だし私も毎日ときめいているので、残した。
Tシャツはどちらも、切り刻んでぞうきんにした。
そのままだと、家できるぶんには、とやりそうだから。
大体、珍しいですねー、と言う褒め言葉。よーくかんがえろ。
珍しいですねー、は褒め言葉じゃないだろ!似合ってたら、それ、似合ってますね、って言われるでしょ!
かわいそうな私。外見上褒められる事がほとんど皆無だから、こうやって少しでも褒められた思い出とセットの物はずーっと取っておいちゃったのね。もうきみら、ぞうきん!お家をきれいにして!