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マンガの話のことを語る

海街diary〜吉田秋生のこのシリーズは、海辺の街のそこに生きる人たちの物語だから、当然「死」は出てくるのだが、それでも読み物として軽やかに描き続けるのはさすが吉田秋生、と思う。とはいえ、生や死を軽く扱っているかと言えば当然そんな事はない。だってあの、吉田秋生ですよ?「桜の園」や「吉祥天女」でどうしようもない女性性を描き、「YASHA」のような生を扱った吉田秋生ですよ。

……とはいえ、まあ、もし、海街diaryの2巻以降を、暗い、重い話だと捉える人がいるんだとしたら、それはあれです……ほかの吉田秋生作品を、知らないんだと思うんですよ……(笑)

個人的には、一巻のすずと三姉妹達の出会い、そして、長女の言葉以上に、重い話はあるだろうか、と思ってる。2〜4巻は、なんだかんだで、そこにいる人たちが育まれていってるからねー。