ところで私は今更ながら殿下乗合事件の回を見ているんだが
重盛、哀しすぎる。間違ってない。間違ってないから、つらいわー。
辛いけど、あそこは、長男を叱りつけて間違いを正した上で
貴族に対して慇懃無礼に謝りつつ牽制する、のが「政治」な訳でさ。
そりゃやっぱ舐められちゃ行かんのよ……。
「父上、ありがとうございますっ」
と言われた時の重盛の笑顔と、そこにはいる琵琶の音。
平家にとっての琵琶は明子の象徴で、それを爪弾く時子をあの場面にかぶせるなんて。
明子が死んで、悲しむ子供達を元気づけようと琵琶を弾いてあげるけど
「母上とぜんぜんちがーーう!」って言われて「仕方が無いではございませぬか〜」
と言ってたあの時を、思い出しちゃうじゃないのよ……