アキは、意識的にきついことへの反応が鈍く描かれている。それは、アキが鈍感、と言うことではない。彼女を、鈍感に、見せてはいるけれど。

それから、個人的に思うことは、不幸や成長は、比べても仕方ないな、と思っている。
病気の人には病気の人の、その家族にはその家族の、家族の友人には家族の友人の、それぞれの「嘆き」は比べようもないし、そこから、何かを学としたら、学ぶべきタイミングもそれぞれで、私は、アキ自身はそういうタイミングはそんなに外してないように思ってる。
もちろん、成長のタイミングを待たずして、現実は動くし、それによって生まれる不幸もある。昨日と違う明日が来ると言う現実は、子供を無理矢理、外見だけでも、なんとかかんとか大人にする。大人でなければならない、と言う事を強いる。ユイちゃんに起こったのはそう言うことだった。

アキには知らないことがたくさんあって、きっと、このまま、3月11日を迎えるんだろう。だから、たくさんの悔いが残るだろう。アキの中には。でも、アキは、最終的にはいなくなった人に「悔いがある」ような受け止め方をしないんじゃないかな−……今日の話に全然関係ない！

私、マギー、大好きなのよね（はあと）あと私、大吉（若い頃）と黒川（若い頃）の区別が、あんまり付いてません！タクシーのってたら、おとーさん。