「すーちゃん まいちゃん さわ子さん」
・単純に、映画としては面白かった。予告であんなに「これじゃない感半端ない」って言っててごめん…まあ、原作を考えればやっぱり「これじゃない感」はあるんだけども、面白かった。にも拘らず原作レイプ感が強いのは、やっぱりしゃべり過ぎなんだと思う。
・モノローグを声に出すのは仕方がないとしても、益田ミリが、余白で表現している所を、しゃべらせてしまう。単純に考えて画面の情報量は映画の方が多くなるはずなのに、情報を増やさなければ伝わらないという不思議について考える。スローモーションにして、街行く人を意味深に映す。まあ、真っ白にするわけにはいかないもんね…。
・柴崎コウは美味しそうな物を作りそうだし実際料理も得意と聞いた事が有るんだけど、なぜ、こうも、ことごとく、映画で見せるレシピがまずそうなのか。ゆでた肉をそのままパンに乗せるからか。ニラスコーンが気になりすぎるからか。原作にはない、バイト君とのラブを書いて、原作きっぱり切り離してくれたらいいのに、と思う。