そんなに頻繁に足を運ぶわけじゃないけれど、それでも面白いなと感じるお芝居はいくつか見たし、見てよかったな、と思う芝居はそれぞれにあった。演劇以外でもそれなりに感動体験があると思う。演目そのものに希望を感じるお芝居はたくさんあるし、そういうお芝居を見る事はとても幸福だ。
ただ今回は、それだけじゃなかった。お芝居そのものに対する希望と言うより、もっとそれは広がりがあって、奥行きを感じさせた。
簡単にいえば、もっと色んな物が見たい、触れたい、と感じさせるような事だった。
それは、まさしく、宇宙だった。終わりがない。終わりが見えない。一方で「我が星」が「我が家」が、はっきりコントラストを持ったままつながっていて、だから、我が家に触れたら星にも触れる。
この世界の、もっと色んな物が見たい、色んな景色が見たい、と貪欲な気持ちになれました。若返った思いよ。