目覚めると、愛猫が捕えてきた蝉の死骸が室内に転がっていた。朝方しつこくせがまれてベランダに出してやった成果だ。 虫の死骸はいやだけど、猫としての誇りに満ち溢れた今朝の様子を見て、蝉取りはなるべく邪魔しないことにした。