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文楽のことを語る

はじめての文楽鑑賞、楽しかった(若干眠りましたが。大体何でもちょっと眠る。たぶん睡眠の質が悪いんです)。チケット予約の電話を直接会場にしたところ、もうあまりいい席がないんですと言われたとおり、舞台は遠かったですが、ではなるべく三味線がよく見えるところ、とお願いして決めてもらった席は、太夫と三味線はばっちり見える場所でした。演者をまったくチェックしていなかったところ、いちど姿を拝みたかった豊竹咲寿大夫が開演直後に演目説明に現れてひとりひそかに驚喜、遠目にもはっきりとわかる美形ぶりにテンションMAX。咲寿太夫ったらわざとらしく袂からオカザえもんタオルを取り出してアピール(会場が岡崎でした)、もちろん休憩時間に購入しましたとも。なお咲寿大夫の出番のある演目ではあんまりガン見しないように気を付けました。
肝心の内容ですが、席が席なので人形はあまりよく見えず、遣い手の体で人形が隠れることもわりとアリなようでちょっと驚いたのですが、そんなこともあり、舞台はどっちかっていうと人間に目がいってしまう部分もありました。お約束に慣れると、いないことにすべき人は目に入らなくなるんでしょうね。まあ人形なしの素浄瑠璃というものもあるらしいので主に耳で楽しむことにして、その辺は半ばあきらめつつ。でも人形の動きは、怒れるじいさんの荒れっぷりや遊女のシナっぷりなど、やはり目を見張るものがあり、刀でぶっすり、のシーンはイテーとすら思いました。
そのうち大阪の国立文楽劇場も行きたいな。