出かける時に渋谷駅山手線ホームに欧州系っぽい熟年世代のツアー客に、
よく通るキンキン声で乗車案内をしているらしきやはり欧州系おばちゃん。
聞いているとフランス語で「よく見て」とか言っている。
案の定、同じ車両になったので、右側に密着して立ってるおばちゃんに、日
本まで来るなら英語もわかるかな?と、英語で、フランスから来たのですか?
と聞いてみたら、フン! みたいな感じで「フランス? ◯◯よ!」と、フランス
語で言われるが、その◯◯がわからない。
すると向かいで密着しているおばちゃんが「チョコレートで有名なベルジャン
よ!」とやはりフランス語で言う。◯◯はベルギーの有名都市なのだろうか?
最初に話しかけたおばちゃんに、アイ・ラブ・ベルジャンチョコレート、と言っ
てみるが、やはりフン! という感じ。
黄色人種が嫌いなのか満員電車がお気に召さないのか、旅行でなにか気
に入らないのか、はたまた更年期か、などと考えていると、向かいの話しか
けてきたおばちゃんが、「ねえ、日本語じゃベルジャンて何て言うの?」と言
うので、「ベルギー」と答えたら、おばちゃん復唱して「ベル『ギー』」。すると
その後ろにいたおばちゃんが「ギー」と言うのがかわいくて、笑ってしまった。