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今日読んだ本のことを語る

『黄金のプラハから来たイエズス会士』読了。ナチスとソ連により祖国から追われ、様々な偶然により戦後直後の日本に赴任、神父の業務に学生指導、研究者としての論文発表に、復興期の大学運営に学生運動、上智大図書館建設などの困難をくぐり抜けた経験、そして神と人と死の関係などが語られる。祖国チェコで出版されたものを神父自身の提案で、日本側著者と日本向けに整理し、追加改訂してある。上智大時代、正しいことをはっきり言うので「泣く子も黙るアルムブルスター」と言われた真理追及者らしい。話し言葉・書き言葉ともに日本人よりもエレガントと言われる日本語も読み応えがある。