【博士と狂人】
メル・ギブソン主演で映画化ってのは、借りた本の帯に書かれてる。私この本を知ったのは、たぶんこの本が出版された頃の新聞書評かなんか見てだったはず。で、なんとなくその時に得た印象とメル・ギブソンが結びつかなかった。
実際読んでてもつながらなかったのだけども、ある箇所まできて、メルがやりたいのはマイナーのほうだろうこととその理由がわかった。
わたしは、彼は自分が高位の方から痛めつけられるところを見せびらかしたいたぐいの人だと思っている。理神主義者となり、殺人者でありかつ狂人でもある罪人の自分を自分でおいつめてナニを自分でちょんぎってしまったマイナー(彼は狂人であり博士である)はさぞやってみたい役だろうと思う。
脱線するけど、理神主義のこの本での定義を見て、二本はこれじゃあないのと思った。ただし自罰的ではなく多罰的なのが圧倒的だけれど。自罰的な方へ動く人は、狂人側にぶれた扱いをうけるんじゃないんかしら。
自分(id:dadako)のことを語る