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自分(id:dadako)のことを語る

【読了本】【すでにうろ覚え気味になてます】
食糧の国内自給は戦争するにあたって最重要課題なので、農業政策(でいいのか?)はナチスにとって大きな課題だった。
小農に整理して彼らに農地を与え、各自に多種多様な作物栽培(モノカルチャーによる作物全滅を避けるため)と牧羊を推奨。牧羊や牛馬の飼育は、肉羊毛や使役だけでなく、糞によって土壌を豊かにし、景観を戻すため。
もっとも、完全な有機農業は短期的効果を見込めないとして、後の研究課題的なものだったらしい。化学肥料がかなり使われている。
バイオダイナミック農法にもっとも傾倒していたのはルドルフ・ヘスだったので、一時、バイオダイナミック農法は禁止になり関係者は逮捕されてる。
研究課題としては残り、ダッハウ(テレジンかも(-_-;))収容所脇には大きな農園が作られ、ブランドものハーブティーとして販売していたらしい。その他いくつもの収容所で似た農園が作られた。農作業を行っていたのはもちろん収容された人々で、大勢亡くなっている。悪名高きチクロンBは当初農薬として害虫駆除に使われていたのを転用したもの。殺害後焼却処分し出た骨粉は、肥料としても利用された。
 
話がずれた。
農業を流通経済に組み込まないのが彼らの基本方針だったようだ。帝国世襲農場法はそのためのものであり、農政相(これも正確な単語でないかも。うろ覚えすみません)のダレイは真剣に農民の向上を考えていたようだが、下エントリーで書いたような問題が次々に起こり、かえって離農が増加、また、正規ルート作物を避ける農民も増えた。